平成27年度 岩船大祭を終えて
若連中運営委員会 委員長
一番組 組長 相馬 大輔
今年度の屋台の曳行につきましては天候にも恵まれ、皆様のご支援のもと滞りなく執り行われましたことに先ずは御礼申し上げます。
幼少より乗り子として見てきた若衆の法被姿の背中と、今、その立場にいる自分が照れ臭くもあり、また誇らしくあった今回の祭りでした。
これまでの練習で自信に満ち溢れた乗り子達の凛とした姿、それを見守る笛吹、各々の法被を誇らしげに纏う若衆達、目を細め全体を見守り優しくもあり、時には厳しい警固の先輩方々…この景色こそがこれからの伝統を継承するうえ必要不可欠なものであり、岩船という小さな社会を形成する礎をなっていることは言うまでもありません。
小さい社会だからこそ出来ることがあります。祭りを通して、常に皆様の笑顔が絶えない、そんな岩船が続いていくことを願いつつ2015年若連中運営委員長の挨拶とさせていただきたいと思います。
岩船サイコーっ!!
Die slimest
岩船大祭は石船神社の御祭礼です。
毎年10月18日(宵宮)、19日(本祭)の両日にわたって岩船の町をあげて行われるお祭りです。
航海の安全と大漁、町の繁栄を祈願する港町「岩船」にふさわしく他に例を見ない勇壮で活気に溢れます。
10月19日の本祭には、神輿とともに「おしゃぎり」と呼ばれる九台の屋台が早朝から深夜まで男衆の手によって町中を練り歩きます。
祭礼行列の先頭となるのは「お舟様」と称される朱塗りの船を乗せた岸見寺町のおしゃぎりです。
この「お舟様」は祭礼のシンボルとして篤く敬われています。
この「お舟様」を先頭に列をなす九台のおしゃぎりは、漆、彫刻、金箔が施された見事なまでの豪華絢爛かつ勇壮なもので、おしゃぎり自体の価値も非常に高く、貴重な祭礼であると云えられています。
今年のポスターを飾っている上大町のおしゃぎりも安政4年(1857年)に制作された大変歴史のあるおしゃぎりです。
御神体は「大黒天」、見送りは「鶴と亀」。彫り物の龍と鳳凰も見事で、素晴らしいものです。また、上大町は当時の商人町という風情を併せ持ち、乗り子の衣装も裃(かみしも)という岩船の中でも独特のものです。
今年のお祭りの曳行は上番で執り行われるため、岸見町(お舟様)、地蔵町(諏訪大神)、上大町(大黒様)、上町(お神酒錫)、上浜町(武内宿禰)、惣新町(花傘)、下大町(外法様)、下浜町(恵比須様)、横新町(白駒)の順番となります。
近年は若連中により「イベント」と呼ばれるおしゃぎりとおしゃぎりのお囃子の掛け合いや、撒き物などもあり非常に見どころ満載です。
岩船大祭は昭和63年に新潟県無形民俗文化財に指定されました。
「頭取になりたい」と若連中を勤めてきましたが、副頭取になった辺りから「自分に岸若の頭取が務まるんだろうか」と重圧がのしかかっていました。
しかし、頭取になって行事や運営委員会等をこなして行けるうちに段々と大祭が楽しみになってきました。
大祭は目一杯楽しんで、「今までのどの年の大祭より良い大祭だった」と思ってもらえるように頑張ります。
本年度、地蔵町若連中の頭取を務めさせて頂く事になり、大変光栄に思います。
ここまで若連中、町内の方々に協力を頂いたおかげでやってこれた事をありがたく思っております。
本年度の岩船大祭を無事に努めるよう事故・ケガの無いように安全に配慮し最高の祭りにしたいです。
伝統ある岩船大祭に会長として参加できる事を大変嬉しく思います。
事故や怪我など無く安全に曳行するとともに大勢の人に「いい祭りだった」と感じてもらえるよう精一杯がんばります。
多くの皆様に支えられ、今年も岩船大祭が出来る事に心より感謝申し上げます。
伝統文化を継承し、たくさんの笑顔に会えることを楽しみに若連中運営委員会一同、安全な屋台の曳行を心掛けたいと思います。
屠龍会の若い衆と、絆を深め合いながら、力を合わせてやってきました。
会長としての岩船大祭を、最高の若い衆と迎えられることを、幸せに思います。事故無く、怪我無く、いいまつりになるよう、精進いたします。
本年も歴史と伝統ある岩船大祭を無事迎える事ができることを感謝しております。
先ずは事故のない運行を心掛け、伝統の岩船大祭が魅力のある祭りとなるよう若連中一同頑張りたいと思います。
今年は篤信会会長という大役を務めさせていただき光栄に思います。
無事に祭りが終わるように会員みんなでがんばりたいと思います。
今年、下濱町若連中会長という大役で祭りに参加できる事とても光栄に思っています。
伝統ある岩船大祭を盛り上げて行けるよう精一杯頑張りたいと思います。
夜、ライトアップされた屋台は昼間とは違う良さを感じる事が出来ると思うので、是非ご覧になってください。
今年は横新町区民の皆様のご協力のもと、屋台の輪を新しくすることができました。たいへん感謝申し上げます。
事故や怪我なく、安全第一で屋台を曳行し、よい祭りになるよう誠友会一同頑張ります。
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
明治29年(1886) 斎藤予斎(岩船) 二層二輪造り 明神丸 波 岸若(岸見寺町若連中) 岩船岸見寺町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
大正2年(1913) 島田戈一郎 二層二輪造り 諏訪大神 緞帳 地若(地蔵町若連中) 岩船地蔵町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
安政4年(1857) 美濃源吉(町内) 二層二輪造り 大黒天 鶴と亀 大若(上大町若連中) 岩船上大町区長 |
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製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
明治34年(1901) 斎藤寅吉(岩船) 二層二輪造り お神酒錫 鷹と龍 一番組(上町若連中) 岩船上町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
文政12年(1830) 山脇長兵衛(村上) 二層二輪造り 武内宿禰 宝珠と双龍 屠龍会(上濱町若連中) 岩船上濱町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
嘉永7年(1886) 不明 二層二輪造り 花傘 鯉の滝登り 惣若(惣新町若連中) 岩船縦新町区長 岩船中新町区長 岩船新田町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
天保13年(1842) 布施平七(町内) 二層二輪造り 福禄寿 二見ヶ浦の日の出と海老 篤信会(下大町若連中) 岩船下大町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
享和元年(1801) 後藤武兵衛(山北) 二層二輪造り 恵比須 雲と麒麟 濱若(下濱町若連中) 岩船下濱町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
昭和62年(1987) 細野実(村上) 二層二輪造り 御神馬 波 誠友会(横新町若連中) 岩船横新町区長 |
(C)岩船まつり運営委員会
10月19日の岩船大祭当日は、岩船地区内は大型車両通行止めとなります。 一般車両も交通規制となる場合がありますので、係員・交通誘導員の指示または標識に従って下さい。 交通規制案内図(PDF)を見る |
岩船大祭当日の各町内のおしゃぎり、若連中による催し物です。
非常に盛り上がる催しものですので是非ご観覧ください。
尚、時間はあくまでも目安であり、運行状況などにより前後することがありますのでご了承ください。
日時 | 町内名 | 場所 | 所要時間 | 内容 | |
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19日 | 6:00頃 | 下濱町 | 下浜町公民館付近 | 10分程度 | 皆様に幸福が来ることを祈念し饅頭をまく |
6:45頃 | 地蔵町 | 地蔵町内地蔵様付近 | 5分程度 | 皆様に幸福が来ることを祈念し饅頭をまく | |
10:30頃 | 横新町 | 岩船神社 | 神社で見つかった大正2年の歌詞でお囃子 | ||
12:45頃 | 横新町 | 宮坂第二お旅場までの通り | 神社で見つかった大正2年の歌詞でお囃子 | ||
13:00頃 | 岸見寺町・惣新町 | 総新町三町交差点付近 | 10分程度 | 掛け合い | |
15:30頃 | 横新町・惣新町 | 総新町天理様前 | 10分程度 | 掛け合い | |
18:00頃 | 惣新町・下浜町 | 上町あんや様前 | 10分程度 | 掛け合い | |
23:40頃 | 岸見寺・下浜町 | 地蔵町内地蔵様ま付近 | 10分程度 | 掛け合い | |
20日 | 1:30頃 | 下大町・下濱町 | 下大町三須米屋様前 | 10分程度 | 掛け合い |
2:00頃 | 上町・惣新町 | 上町あんや様前 | 10分程度 | 掛け合い |
※イベント内容につきましてはHP掲載時のものです。それ以降に変更・追加内容等ある場合がございます。
詳細に付きましては、各町内(若連中)にご確認願います。
各町内の屋台宿(当宿)は以下の通りです。(敬略称)
岸見寺町 | 渡邉 衛次 | 惣新町 | 新田町1、2組 |
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地蔵町 | 和田 富雄 | 下大町 | 布施 隆 |
上大町 | 陣谷 智彦 | 下濱町 | 岩倉 仁 |
上町 | 12組 | 横新町 | 伴田 友茂 |
上濱町 | 小田 雄一郎 |