岩船大祭は石船神社の御祭礼です。
毎年10月18日(宵宮)、19日(本祭)の両日にわたって岩船の町をあげて行われるお祭りです。
航海の安全と大漁、町の繁栄を祈願する港町「岩船」にふさわしく他に例を見ない勇壮で活気に溢れます。
10月19日の本祭には、神輿とともに「おしゃぎり」と呼ばれる九台の屋台が早朝から深夜まで男衆の手によって町中を練り歩きます。
祭礼行列の先頭となるのは「お舟様」と称される朱塗りの船を乗せた岸見寺町のおしゃぎりです。
この「お舟様」は祭礼のシンボルとして篤く敬われています。
この「お舟様」を先頭に列をなす九台のおしゃぎりは、漆、彫刻、金箔が施された見事なまでの豪華絢爛かつ勇壮なもので、おしゃぎり自体の価値も非常に高く、貴重な祭礼であると云えられています。
今年のポスターを飾っている横新町のおしゃぎりは昭和62年(1987年)に制作された9台の中では一番新しいおしゃぎりです。
御神体は「御神馬」白駒と呼ばれています。見送りは「波」。他町内と異なり白木のしゃぎり屋台が特徴です。
また横新町屋台は曳航する九台の屋台の最後尾に並びます。
この横新町の囃子の「白駒の唄」は独特の節と歌で岩船まつりの風物詩にもなっています。
今年のお祭りの曳行は上番で執り行われるため、岸見町(お舟様)、地蔵町(諏訪大神)、上大町(大黒様)、上町(お神酒錫)、上浜町(武内宿禰)、惣新町(花傘)、下大町(外法様)、下浜町(恵比須様)、横新町(白駒)の順番となります。
近年は若連中により「イベント」と呼ばれるおしゃぎりとおしゃぎりのお囃子の掛け合いや、撒き物などもあり非常に見どころ満載です。
岩船大祭は昭和63年に新潟県無形民俗文化財に指定されました。
本年岸見寺町若連中頭取を務めます高木です。
本年岸見寺は、しゃぎりの真棒と車を新しくしました。それに伴い妥協のないたくさんの話し合いがありました。その熱意に触れる中で岸見寺が胸に秘める思いの一途さを改めて再確認し、自分が今年に受けたこの頭取という重さにつぶれない様に、全身全霊をかけて務めあげたいと思います。
【見どころ・イベント】
見どころはやはり神社で最初と最後に行う神事「御霊写し」と「とも山」です。誰でも見ることができるので、ぜひ祭りの最初と最後を見に来てください。
伝統ある岩船大祭の地蔵町若連中頭取を務めさせて頂き、ありがたく、光栄に思います。若連中、町内と1つになり「事故の無い、良い祭りだった。」と皆で言える楽しい祭ができる様務めます。
諸事情により上大町・大若会長、若連中運営委員長は変更となりました。
岩船大祭に一番組の組長として参加でき、たいへん嬉しく思っています。
みんなで元気よく、笑顔いっぱいの祭りができるよう精一杯、務めていきます。
よろしくお願いします!
各地で災害等が起きている中、今年も岩船大祭を迎えることが出来ることに感謝したいです。屠龍会会長として今年一年、若い衆と町内の皆様に支えられて各行事を行ってきました。大祭を最高の若い衆と迎えられることを幸せに思います。たくさんの笑顔に会えることを楽しみに若連中一同、安全な屋台の曳行を心掛けたいと思います。
本年も歴史と伝統ある岩船大祭を迎えることができることを感謝しております。
先ずは事故のないよう安全第一におしゃぎりを曳行することを心掛けるとともに、聴かせる祭、魅せる祭にできるよう惣新町若連中一同頑張りたいと思います。
この度「篤信会会長」という大役をうけ、今まで以上に思ったことがあります。
それは「周りの人たちの協力への感謝」自分一人ではなにもできないということ。周囲の方たちの協力がなくては、この会長という大役は果たせません。
こどもの頃から憧れていた「篤信会会長」町内の方々、乗り子のこどもたち、そして篤信会。
皆さんの力をお借りして『いいまつり』にしたいと思います。
【見どころ・イベント】
見どころは、祭の長い1日の中で、限られた場所でしか演奏されない「もみだし」は、ぜひ皆さんに聴いていただきたいです。
會長をやるにあたり、この役をやる事にしぶっていた自分の背中を押してくれた、濱若メンバーの皆さんに感謝しています。
その感謝の気持ちを祭り当日に出し切って、最高の1日になる様、最後まで頑張りたいと思います。
【見どころ・イベント】
今年の見どころは何と言っても、約50年ぶりに復活する三味線です。
オープンリールに残った記録を元に早い段階から練習を重ねてきました。
まだ、完全とは言えませんが、祭りでの披露を楽しみにしています。
わが町内の意気込みと心意気をぜひご堪能あれ!
伝統ある岩船大祭において、今年は横新町誠友会の会長として参加することに、喜びと責任を感じています。
町内みなさまの御協力のもと、すばらしいお祭りになりますよう、がんばりたいと思います。
【見どころ・イベント】
・お旅神事
・とも山神事
各町内の屋台宿(当宿)は以下の通りです。(敬略称)
岸見寺町 | 津島 睦雄 | 惣新町 | 中新町区 |
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地蔵町 | 伴田 定男 | 下大町 | 渡辺 春夫 |
上大町 | 川崎 薫 | 下濱町 | 梅田 弘 |
上町 | 14組 | 横新町 | 藤井 和広 |
上濱町 | 鈴木 仁 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
明治29年(1886) 斎藤予斎(岩船) 二層二輪造り 明神丸 波 岸若(岸見寺町若連中) 岩船岸見寺町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
大正2年(1913) 島田戈一郎 二層二輪造り 諏訪大神 緞帳 地若(地蔵町若連中) 岩船地蔵町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
天保13年(1842) 布施平七(町内) 二層二輪造り 福禄寿 二見ヶ浦の日の出と海老 篤信会(下大町若連中) 岩船下大町区長 |
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製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
享和元年(1801) 後藤武兵衛(山北) 二層二輪造り 恵比須 雲と麒麟 濱若(下濱町若連中) 岩船下濱町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
安政4年(1857) 美濃源吉(町内) 二層二輪造り 大黒天 鶴と亀 大若(上大町若連中) 岩船上大町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
明治34年(1901) 斎藤寅吉(岩船) 二層二輪造り お神酒錫 鷹と龍 一番組(上町若連中) 岩船上町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
文政12年(1830) 山脇長兵衛(村上) 二層二輪造り 武内宿禰 宝珠と双龍 屠龍会(上濱町若連中) 岩船上濱町区長 |
製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
嘉永7年(1886) 不明 二層二輪造り 花傘 鯉の滝登り 惣若(惣新町若連中) 岩船縦新町区長 岩船中新町区長 岩船新田町区長 | 製作年 製作者 構 造 お飾り 見送り 曳航団体 管理者 |
昭和62年(1987) 細野実(村上) 二層二輪造り 御神馬 波 誠友会(横新町若連中) 岩船横新町区長 |
(C)岩船まつり運営委員会
10月19日の岩船大祭当日は、岩船地区内は大型車両通行止めとなります。 一般車両も交通規制となる場合がありますので、係員・交通誘導員の指示または標識に従って下さい。 交通規制案内図(PDF)を見る |
岩船大祭当日の神事、各町内のおしゃぎり、若連中による催し物です。
尚、時間はあくまでも目安であり、運行状況などにより前後することがありますのでご了承ください。
日時 | 町内名 | 場所 | 所要時間 | 内容 | |
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19日 | 6:30頃 | 地蔵町 | 當宿前 | 15分程度 | |
6:45頃 | 地蔵町 | 地蔵町内地蔵様付近 | 15分程度 | ||
7:00頃 | 御神楽開始 | 岩船神社本殿 | |||
8:10頃 | 御神輿本殿前出発 | 岩船神社本殿 | |||
8:20頃 | 第一御旅出発 | 岩船神社 | お舟様(岸見寺町)のおしゃぎりを先頭に順次、屋台の曳航が始まります | ||
12:45頃 | 岸見寺町・惣新町 | 総新町三町交差点付付近 | 10分程度 | 木遣り・もみ出し・帰り囃子掛け合い | |
12:50頃 | 第二御旅所にて神事 | ||||
15:30頃 | 惣新町・横新町 | 縦新町十字路付近 | 10分程度 | もみ出しの掛け合い | |
18:30頃 | 惣新町・下濱町 | 上町あんや様交差点付近 | 10分程度 | もみ出しの掛け合い | |
20日 | 0:45頃 | 上町・惣新町 | 伴田つへい様付近 | 10分程度 | あんりょう掛け |
※上記内容につきましてはHP掲載時のものです。それ以降に変更・追加内容等ある場合がございます。
詳細に付きましては、各町内(若連中)にご確認願います。