伝統と歴史
岩船町の歴史は古く日本最古の書と言われている日本書紀にも岩船(磐舟)が出てきます。 大和朝廷時代、蝦夷地征伐に向かう前線基地として拠点として岩船に柵を作ったとされています。 しかし、それ以前にも集落が形成され独自の文化をもった人々が生活していたことが古墳などの発掘でわかっています。
平安時代には石船神社が建立され、以来、岩船のシンボルとして崇められています。
日本海に面したその地形は、古くから漁業の町として栄え、かつては岩船潟と呼ばれた湖沼地であったそうです。古墳跡からも漁に使われたと思われるものも見つかっており、良い漁場であったことがしのばれます。以来、岩船港は漁港として大いに発展してきました。
古い歴史と文化を持つ岩船の町には昔から伝わる多くの行事が今にも伝わっています。
その中でも大きな行事が、一月の「左義長」、八月の「七夕」、十月の「岩船大祭」です。
特に岩船大祭は、毎年10月19日に町を挙げて盛大にとりおこなわれる石船神社のご祭礼です。
豪華絢爛なおしゃぎりと呼ばれる山車が勇壮に華やかに秋の岩船の町を丸一日かけて練り歩きます。
このような伝統を残す岩船の町。
この伝統をこれからも大事に、しっかりと後世に引き継いでいかなければなりません。