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江戸時代から伝わる岩船大祭。その歴史を紹介します。

岩船大祭まで

岩船大祭の歴史

岩船大祭の歴史

岩船大祭の始まりは江戸時代以前まで遡ります。

はっきりと資料として残っているのは当時岩船を治めていた色部氏の「色部氏年中行事」で、それによると 9月19日の祭礼では、「御的いはらい」や「すまひ」の神事を行ったとされています。
記録は、この「色部氏年中行事」が最も古いものですが、祭礼の起源についてはさらに古い時代まで遡るものと考えられます。

江戸時代中期になると「おしゃぎり」が登場するようになります。
先太鼓・神輿・笠鉾・御宝物品々のほか、3台の「しゃぎり」(御宝物御船しゃぎり・下町しゃぎり・上浜町しゃぎり)が加わる、と伴田家に伝わる『御用留』に記されています。

下町おしゃぎりは当初、岸見寺町・下大町・下浜町の寄合しゃぎりでしたが、その後、各町内で分かれることになったそうです。
今現在の各町内の「おしゃぎり」は主に江戸時代後期から明治時代に製作されたものですが、このうち製作年代の一番古い下浜町の「しゃぎり」については、下浜町に伝わる資料『御宝物車切造立帳』に当時(1800年頃)の様子が克明に記されています。
下浜町のおしゃぎりも修復を行ってはいますが、当時のままのおしゃぎりを伝えます。その大きさを見れば当時の岩船の町人の力をみることができます。

江戸時代後半になると、岩船が繁栄し力をつけ、祭りはますます豪華になってきて、現在のような九台のおしゃぎりでの祭りになっていったのではないかと考えられます。

おしゃぎり製作年代
岸見寺町明治29年(1896)総新町嘉永7年(1854)
地蔵町大正8年(1919)下大町天保13年(1842)
上大町安政4年(1857)下濱町享和元年(1801)
上町明治34年(1901)横新町大正15年(1926)
上濱町文政12年(1830)  

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