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8月6日に行われる岩船の七夕。夏空に浮かぶ十二の灯。その魅力を紹介します。

岩船大祭まで

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七夕祭り

七夕丸

岩船の七夕は毎年8月6日に行われます。 お盆前に行われることからご先祖様を迎えに行く盆迎えの行事です。

岩船の七夕には各町内で萱で作った七夕丸を流します。 この七夕丸を流すのは新潟の下越地方の風習らしいですが、いまでもこの風習が守られているのは珍しいそうです。

その七夕丸には各家庭で持ち込んだ化粧馬を結びます。これはお盆にお迎えする先祖様を乗せて帰ってくるという意味があるそうです。 この化粧馬も意味があり、海で亡くなった方がいる家庭では化粧のない「裸馬」、そうでない家庭は色とりどりの色紙が施された「化粧馬」を結びます。


子供たち

この日は朝から子どもたちが短冊や飾り付けをした竹を持ち、太鼓を叩いて、「七夕おくれよー、七夕おくれよー」と囃しながら町を元気いっぱいに回ります。

夕方になると七夕丸に十二個の提灯が灯ります。これが十二灯と呼ばれるものです。この十二灯とともに七夕丸は若い衆に担がれ、子供たちのお囃子とともに浜辺へ運ばれます。

かんじょ2

真っ暗な中ににわかに光る七夕丸は幻想的で遠くから眺めると少し哀しくも見えます。 その七夕丸が海に流されると、子どもたちが太鼓を叩きながら「七夕おくれよー、また来年ござるよ」と囃しをいれて七夕丸を見送ります。
一週間後のお盆に先祖様を迎える七夕丸を静かに見送って岩船の七夕は終わりを迎えます。


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